町田くんのように私はなりたい~日常生活に疲れたあなたにおすすめ「町田くんの世界」
田舎の街からこんばんわ。
どうも、AFPのしのじです。
今日も不穏な社会の雰囲気をぶち壊すべく、好きな本の紹介をしようと思います。
そう、私、子供が出来て今でこそそこまで本を読めていませんが、大学時代は日がな一日、ずっとブック・〇フで立ち読するくらいの読書家(主にマンガですけどね(*_*;))だったのですよw
というわけで、そんなわたしがお勧めする作品がこちら「町田くんの世界」です。
「町田くんの世界」とは
『町田くんの世界』(まちだくんのせかい)は、安藤ゆきによる日本の漫画作品。『別冊マーガレット』(集英社)2015年4月号から2018年5月号まで連載された。
安藤にとって初のオリジナル連載作品。勉強も運動も苦手で、機械に弱く、かつ不器用だが、周りの人間から愛される男子高校生の日常を描き、従来の少女漫画とは異なる主人公像を示したことで高い評価を得た。第19回文化庁メディア芸術祭ではマンガ部門の新人賞に選出されており、第20回手塚治虫文化賞では本作における表現を評価されて作者が新生賞を受賞している。
※ウィキペディアより引用。
本作の主人公(町田くん)は勉強も運動も苦手で、さらに見た目も普通という一見”なんの取柄もない青年”なのですが、それを補って余りあるほどの魅力を持っているのです。
そしてその魅力が、忙しさのあまり人へのおもいやり、やさしさを失ってきてしまっている自分に強く働きかけてくるのです。
こんな世の中でも世界は素晴らしいと思わせてくれる主人公
上記のとおり町田君には一見何の取柄もないのですが、彼の眼を通して見える世界はやさしさで包まれています。
彼はそのやさしい眼差しで、日常の中に埋もれがちな人が”言ってほしいこと”や”やって欲しいこと”を見つけ、相手に手を差し伸べます。
その彼の行動が、実際に世界をやさしくしていく…本作はそんなお話となっております。
…こう書いちゃうと、抽象的すぎてよくわからん、という感じですが、簡単にいうと彼のやさしさが胸にしみるんですよ、心が擦り切れて枯渇してきてしまっている私には。
”町田君のようにわたしも子供や妻に接することが出来たなら…”読むたびにそう思わせられます。
子供が何を言いたいのか、何を言ってほしいのか、何を伝えるべきなのか…考えてはいるつもりでも、忙しかったり心に余裕がなかったりすると子供や妻の気持ちにより添えていないことが多々あります。
そんな時、町田くんが染みるんです…やさしさで包まれた彼のようになりたい、と思うんです…、まぁ、なれないんですけど(*_*;
でも、彼の10分の1でも、いや100分の1でも、今度は子供にやさしさを持って接しよう…読むとそう思えるこの作品は、私のこころにいつも”やさしさ”を注入して救ってくれます。
なもんで、私と同じく子育てに悩み、日々、試行錯誤し苦しんでいる人たちに、是非読んでもらいたい作品となっております。
カテゴリでいうと少女漫画になるのかもしれませんが、そんなカテゴリを飛び越えてくる良作なので、男性の方も興味が湧きましたら是非、一読してみてくださいね♪
あとがき的なもの~実写映画にもなっているようだけど…~
ちなみに本作は実写映画が公開されているようですが、私はマンガしか読んでおりませんので映画がどのような仕上がりになっているかはわかりません。
よって映画についてはノーコメントとさせていただきますが、この作品の持つ独特の空気・世界感を実写で再現するのはとても困難…だと思われますので、もし試してみるのであれば、是非マンガの方を読んでいただければと思います。
それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。