今年の母の日は子供に「ひらがな」を書いてもらおう

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今週のお題「母の日」

ということで、1つコラム的なものを書いてみました。

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 私には妻と、今年6歳と3歳になる息子がいる。

 上の子は今、目下「ひらがな」の練習中で、先週、自分の名前を書けるようになったばかりだ。

 親に似て(きっと妻に似たのだろう(笑))面倒臭がり屋のため、字の練習をするのも大層嫌がるかと思っていたが、「さめ」「らいおん」など、息子が好きな動物(男の子はやっぱり強くて大きい生き物が好きなものである)の名前から書き方の練習を始めたところ存外やる気を見せて日々上達している。

 歳とともにほぼ成長することができなくなってしまった自分としては、日々、いや時々、成長していく子供たちを見ると感動を覚えざるを得ないものである。

 「これで会話できるようになったから僕の好きな動物を聞いて?」

 訳がわからないことを息子が言ってくるので真意を問うたところ、”質問に文字で答えることができるようになったから質問して、書いて答えるから”という意味だったらしい。

 子供の発する言葉は不思議である。

 よくこんな大人が予想しない使い方(間違え方)をできるものだ。まったく我が子ながら困ったものである。

 ひとしきり答えが「さめ」か「らいおん」になる質問を投げかけ”させられた”あと、次は何を書けるようになりたいか息子に尋ねたところ、その返答は意外にも「ごりら」でも「ごじら」でもなかった。

 「ありがとう、って書けるようになりたい」

 「母の日のプレゼントにママに手紙を書きたいから」

 子供の発する言葉は不思議である。

 そのたった一言で、親の心に幸福をもたらしてしまうのだから。

 「じゃあ、見本書いてあげるから、ノートをこっちに貸して」

 歳とともにめっきり緩くなってしまった涙腺の蛇口をしっかりと締めながら、それでもちょっぴり視界が悪くなった手元に苦戦しつつ、私はノートに大きく「まま ありがとう」と書いてあげた。

 今年の母の日は、きっと妻にとっても特別なものとなるだろう。

 

 ~今、絶賛練習中なので、似顔絵とともに上手に書けるといいなぁ。

 

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