見直しませんか?医療保険

f:id:s56530:20190324130237j:plain

 医療保険って、今は色々な保障内容・サービスがあって迷いますよね。

 今回は入院した場合の実際の自己負担費用額の統計をもとに実際にはどの程度の保障が必要なのかを確認してみたいと思います。促されるままにいつのまにか”必要のない””過度な”保障の保険に加入しているかもしれませんよ。

入院した場合の1日自己負担費用額

 生命保険文化センターの生活保障に関する調査(平成28年度)によれば、入院した場合の1日当り自己負担費用(自分が実際に払うことになる費用)の平均額は19,800円となっています。意外と高いですね。

 また、費用の分布は「10,000円~15,000円未満」が24.5%と一番多くなっています。

f:id:s56530:20190324130517p:plain

 上記データでは1日当りの自己負担費用の平均額が19,800円となっていますが、高額療養費制度(医療費が高額になった場合に、被保険者は定められた限度額しか負担を求められない制度)を利用しない場合を含めた金額であるため、実質負担額はこの金額を下回ると思います。その割合がどの程度なのかはこのグラフからは知りえませんが、一定数含まれていると考えると、必要な保障の額はぐっと下がるかと思います。

 ということで、それを踏まえた上で、再度グラフを見てみると大半は15,000円未満となっていますので、このラインを押さえておけばある程度安心できるのではないか、と思います。

上記を満たす保障内容は

 では実際にどのような保障がついた保険であればその条件が満たされるのでしょうか。ある程度具体的に記載すると、下記のような保障内容の保険に加入していただければ、統計上は問題がない、と言えるものになるかと思います。

【特徴・保障内容】

 1回の入院料は最高60日、通算1,000日まで保障。(三大疾病は無制限)

 疾病・災害入院給付金・・・1日つき5,000円×入院日数

 手術給付金・・・1回につき10万円(入院の場合。外来の場合は5万円程度)

 あくまで統計を基にした必要最小限のものですので、必ずしもそれで入院費の全額を賄えるとはいいませんが、ある程度をカバーできる内容になっているかと思います。

 このように保障の内容を再検討することで保険料を安くできる可能性がありますので、現在加入している保険の保障内容を確認し、「過大な保障内容となっていないか」を確認してみてください。

 ちなみに医療保険には60歳・65歳までの払い込みで、保障が一生涯続く商品のものもあります。これから定年を迎えるにあたって生命保険が満期になる方、医療保険の保険料を払い続けるのが嫌な方は、こういった商品を選択するのもいいかもしれませんね。