ファイナンシャル・プランニング技能士とAFP資格・CFP®資格の違い

f:id:s56530:20190322175130j:plain

 国家資格のファイナンシャル・プランニング技能士とAFP資格・CFP®資格では何が違うのでしょうか。

 それぞれの認定のための要件や必要な試験については「NPO法人 日本FP協会」のHPに詳しく記載してありますのでこちらをご覧ください。

https://www.jafp.or.jp/aim/fpshikaku/kind/

 ファイナンシャル・プランナーの日本での上位資格である1級ファイナンシャル・プランニング技能士とCFP®資格の一番の違いは「更新があるかどうか」でしょうか。

 どちらも取得するのは大変難しい資格ではあるのですが、国家資格であるファイナンシャル・プランニング技能士の資格については、1度合格すれば「〇級ファイナンシャル・プランニング技能士」と何もしなくても名乗り続けることができますが、AFP資格・CFP®資格については2年ごとの資格更新に所定の継続教育が義務付けられており、所定の単位を取得しない限り資格を更新することができません。

 なので、AFP資格・CFP®資格は半ば強制的に時代の変化に伴って知識がバージョン・アップされていくのですが、ファイナンシャル・プランニング技能士だけ持っている人は自発的に情報を収集しないと知識をバージョン・アップすることができない、ということになります。

 現在の金融商品や税制度は昔と違って日進月歩で新たな商品・サービスが生まれている状況なので、そういった知識を継続教育によりバージョン・アップできるAFP資格・CFP®資格保持者は、1級ファイナンシャル・プランニング技能士だけ保持している人より知識・情報を蓄積しやすいと言えます。

もし、プランニングを依頼するならどちらを選ぶべきか

 さて、ここまで読んでいただいた方であれば、「もし自分が大切なお金を委ねるのあればどちらに依頼するか?」言わずもがな…ですね。

 もちろん、1級ファイナンシャル・プランニング技能士だけを取得している人であっても、大半の人は情報収集もしっかりとこなしているかとは思います。が、もし自分が依頼するとなった時は、少しでも優秀な(もしくは優秀だと思われる)人を選びたいですから、そういった継続教育が担保されている資格を有している人の方が安心ですよね。

 まぁ、最終的にはその個人の資質に委ねられるものなので、一概に「必ずそうだ!」とは言えませんが、もし選択できる(する)状況になった場合には、そういった資格を確認した上で、少しでも信頼がおけそうな人物を選ぶのがいいのではないでしょうか。