忙しい40代はノートを作らない勉強を~時短勉強法~

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 前回の記事では隙間時間を使って勉強時間を確保することを中心に記事を書きましたが、今回は"ノートを作らない"勉強法について掘り下げていきたいと思います。

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 何となく作りたくなる試験対策ノート…本当に必要?

 学校の授業中、勉強と言えば先生が書いた板書を書き写す=「ノートを作る」ことから始まっていました。

 私も板書をそのまま書き写すのではなく、自分なりに読みやすいレイアウトに変えてみたり、関連ワードを書き足してみたり…、いろいろと創意工夫しながら自分が理解しやすいノートを作成したものです。

 その勉強法自体、否定はしません。ノートをつくるという「インプット」で理解を深め記憶の定着を図り、かつその後も再確認することができる資料とする、というのは非常に理に適っていると思います。

 ただ、ただですよ、こと試験に合格することを目的に行う勉強で、かつ、確保できる勉強時間が限られている場合、それではちょっと時間がかかりすぎる…、気が私はしたのです。

ノート作成にかかる時間はどれくらいか?

 例えば、1つの問題に関するノートを1ページ作成するのにどれくらいの時間がかかるでしょう。実際に宅建士の試験勉強を行った際に確認した時間は以下のとおりでした。

・1つの問題に対してその解答、解説及びテキスト記載の基本事項の要点をまとめて記載する⇒平均40分

 基本的な情報と押さえておくべき要点を自分の中で整理し、転記するとなると概ねこの位の時間がかかりました。

 この勉強法の場合、1日に1時間しか勉強時間を割けない場合、1日に1問ちょっとしか知識を習得できないこととなります。

 これでは時間効率の良い勉強法とは言えないのではないでしょうか。

 そこで私が目を付けたのが”ノートをつくらずテキストを一度読み流した後に問題集を周回する勉強法”でした。

テキスト流し読み・問題集周回の勉強法とは?

 これは別に私が思いついたものではありません。

 たまたまテレビを見ていた時に、誰だったかは忘れましたが

「ノートを作ってる暇があったら問題集を周回した方がアウトプットできる。」

と言っているのを見て、たしかにノート作成するのにかなりの時間を要していたのでそれなら試しにやってみようかな…と始めたのが最初でした。

 ちなみにテキスト読み勉強法を今ネットで検索してみたらテキストを数回読む勉強法がヒットしましたが、私のはあくまでテキストを1回だけ読むものなので、これらの勉強法とは少し異なります。

 テキストを読むことに重きを置くのではなく、テキストの読み込み、またはノート作成等のインプットにかける時間を極力減らすことに重きを置いた勉強法、ということになるんですかね。

 そこを減らしたかわりに、問題集を解く際のアウトプットと解答・解説からのインプットを重視しているんです。

実際にどのように行えばよいか?

 ここからは実際に私が行った具体的な「テキスト読み流し・問題集周回の勉強法」を紹介していこうとおもいます。

1.まずはテキストを1回最初から最後まで読む

 完全に理解してかつ暗記することを目的に読むわけではありません。

 とりあえず、問題集にとりかかる前に、専門用語や概要等を掴むために通しでテキストを読む感じです。

 出来るだけ短時間に最初から最後までさぁーっと読めるといいですね。

2.問題集を解く

 テキストを流し読みしただけなので1回目はちんぷんかんぷんでぼろぼろでしょう。

 1回目は別に正解しなくてもいいんです。ただ、解答・解説はきっちり読みましょう!!←ここが重要

 不足しているインプットをここで補う感じです。解答・解説を読んだ上で、なおその詳しい概要等が理解できない場合はテキストの関連ページでさらに補足します。

 これにより、問題への理解を深めます。

 これをすべての問題で行います。

 この勉強法の強みはその試験において問題となりやすい項目を重点的に勉強できる点問題の構成が変わっても解答・解説で内容を把握していることから解答が導き出せる点にあります。問題作成者に対する傾向と対策がこの勉強法1つでとれるというわけです。

3.繰り返し問題集を解く

 問題集を解き終えたら、再度その問題集の頭から解きなおしましょう。

 繰り返し行うことで記憶の定着を図ります。

 1回目は正答率が低かったと思いますが2回目以降、徐々にその数値も上昇してくるはずです。正答率があがらない場合は、解答・解説を正しく理解できていない、または記憶が定着していないということになりますので、解答・解説・テキストを再度確認して理解及び記憶の定着を図ってください。

4.試験合格ラインの正答率になるまで繰り返す

 試験要項や実際の受験者の口コミから必要とされる正答率を超えるまで問題集を繰り返してください。

 何度やっても合格ラインを下回らなくなれば試験に合格する準備は整った!!ということになりますので、自信を持って試験に臨んでください。

5.まとめ

 以上が、私がFP2級や宅建士を受験し合格した際に実践した勉強法でした。

 要点は

  • テキストを最初から最後まで1回読む
  • 問題集を解く
  • 問題集の解説・解答を理解する
  • 問題集を繰り返す

 ことです。

 司法試験など、超難解な試験の場合は通用しないかもしれませんが、宅建士等の試験で実際に私が合格していることから、有効な勉強法の1つであると自負しています。

 資格取得を目指して受験勉強をしている方は、勉強法の1つとして参考にしてみてください。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

↓↓↓試験に関する過去記事はこちら

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 ↓↓↓私がFP2級受験時に使用したテキストはこちら

みんなが欲しかった! FPの教科書 2級・AFP 2019-2020年 (みんなが欲しかった! シリーズ)

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by ギノ